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ポルシェ997 GT3 ロッカーパネル修理塗装 その2

前回から続きます。

欠損していたマッドガードが入荷しましたので、取付穴を調整するとともに、マッドガードを基準としてより正しいディメンションを出していきます。
微調整とパテの貼付けが終わったところです。損傷があったとはとても思えない状態にまで戻っています。

今回は部分的な塗装で修理をしました。
もし、分割をせずに塗ろうとすると、繋がっているパネル(写真1枚目)を全て塗らなければいけません。
ご予算やご希望に合わせ、状況に応じた対応をいたします。

写真をご確認ください。
赤枠が色を入れた箇所、水色がクリア塗装をした範囲となります。

塗装後の様子になります。部分塗装といえども、その境目に全く違和感はありません。
元通り、ポルシェの美しいフォルムが取り戻されました。その仕上がりをじっくりとご覧ください。

以上、ポルシェ997 GT3、鈑金修理の様子をご紹介いたしました。
S様、この度はご依頼ありがとうございました。

ポルシェ997 GT3 ロッカーパネル修理塗装 その1

先日、ポルシェ997 GT3の板金修理をご依頼いただきました。
今回はモニターとして、修理前後の状態や作業の経過をご紹介することをご快諾いただきました。

損傷は前後タイヤの間の下部、いわゆるロッカーパネル(サイドシル)という箇所に発生しています。
車高の低い車種が多いからでしょうか、ポルシェでこちらの部分を修理することは少なくありません。

今回は見えている側面よりも、底面の損傷がひどい状態でした。

塗装を剥離し、鈑金を行っていきます。
サイドシルは袋状になっている箇所で、裏から叩くことができません。引っ張り出して形を作っていくことになり、他の箇所を鈑金するよりも手間のかかります。
パテを貼る前ですが、形状としては既にほぼ元通りになっています。

その2へと続きます。